正しい座り方を覚える

正しい姿勢で座れるようになるには、姿勢の重要性を認識して、筋肉や関節を意識的に調節することが大切です。 そのために、まず最初に極端に良い姿勢と極端に悪い姿勢を覚えます。

極端に悪い姿勢を覚える

極端に悪い姿勢 まず背もたれの無い椅子に背中を丸めるようにして座ります。 このとき、首から腰の後ろ側の組織の張力にぶら下がるような意識で、体を前に倒し、頭と顎を突き出させます。

この座り方は、姿勢の重要性を認識していない人が、何気なく日常的に取る姿勢でもあります。

極端に良い姿勢を覚える

極端に良い姿勢 次に滑らかに背中が伸びるように、出来るだけ腰の前湾が最大になるようにします。 また、頭は顎を引いたまま後ろに反り、背骨の真上に頭が来るようにします。

悪い姿勢でしばらく過ごしてしまい、肩こりや腰痛を感じてきたときにこの姿勢を直ちに取ることで、 肩こりや腰痛を避けることが出来るようになります。

反復して覚える

この二つの座り方を反復してリズミカルに10回程度繰り返します。 そうしているうちに、極端に良い座り方が出来るようになってきます。

姿勢の維持

目指す姿勢 極端に良い姿勢は、長時間そのままの体勢でいるのは困難です。 そこで、この極端に良い姿勢から、腰の前湾と首の反らし度合いを10%程度戻すようにします。 この姿勢を習慣的に取れるように目指しましょう。

注意事項

腰椎分離すべり症など、極端に良い姿勢を取ることを避けるべき腰痛もあります。

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