予防-良い姿勢で健康維持

正しい姿勢のチェック方法

正しい立ち方 正しいチェックの方法は、誰か他の人に見てもらう必要があります。 このとき耳の穴、肩の中心、大腿骨の大転子、くるぶしが一直線線上に並ぶ姿勢が良い姿勢の目安になります。 正しい立ち方はこちらを参照してください。

簡単に一人でチェックする場合は、壁に背を付けて立ちます。 後頭部、背中、お尻、踵が壁につく姿勢が、良い姿勢の目安です。

姿勢を疎かにすると

姿勢の悪い立ち方 姿勢が与える影響は、周りの人を観察することでも理解することが出来ると思います。 ある人の頭と首が習慣的に前に出ている人は、首を正しい位置にする「顎を引く姿勢」が出来なくなっている事でしょう。

このまま放置しておけば、最終的に頭が前に出たままになり、背中が瘤のように出っ張ってくるかもしれません。 そして、それは年を重ねるにつれて、正常な状態に戻すことが難しくなります。

こうした姿勢の人の腰も前湾がなくなり、70歳代になると背中を伸ばして歩行することが困難になり、常に背中を丸めて生活する人もいるでしょう。 そして、元気なときのように動くことも難しくなるかもしれません。 しかし姿勢が悪く背中が丸くなるのは、決して年齢による自然現象だけではありません。 正しい姿勢を保つための運動を的確に繰り返して行えば、それらは予防できるのです。

姿勢の悪い座り方 悪い姿勢を保つ習慣によって、最初は機能を失うことなく痛みを発します。 背中を丸めた座り方をすることによって、体を丸くする動きはは定期的に行われますが、 伸ばす動きはわずかですから、関節の前にある組織は短縮して、関節の後ろにある組織は引き伸ばされます。

結果として体を前に曲げる事は簡単に行えますが、次第に伸ばす力が衰えて、最終的には伸ばすことが苦しくなります。 つまり悪い姿勢が与える影響が、徐々に組織の短縮によって障害の原因となる機能不全症候群へと繋がっていくのです。

組織が短縮すると機能や動きが失われます。 そして短縮した組織にストレスを加えるたびに痛みが生じるため動くことが困難になり、 その結果として、椎間板などの血管の無い組織に栄養が行き渡らなくなります。 この状態が持続すると、椎間板の問題を起こす要因となります。

すべての人、特に座っている時間が長い人は、組織を短縮して体の機能が劣化する状況になるのを避けてください。 悪い姿勢を取り続ける生活習慣や、間違った運動が原因で組織を短縮させてしまいます。 しかし正しい立ち方正しい座り方と 的確な体操(腰・背中の体操首・背中の体操)を行えば、 多くは予防できるのです。

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